【新刊】「基本憲法Ⅰ」は確実に受験生のレベルを底上げする
司法試験受験生としては、とても嬉しくありがたいと同時に、不安も感じるニュースといえばこれでしょう。
ついに伊藤たける先生が共著の「基本憲法I 基本的人権」が出てしまいます。
一般の発売日は明日2月17日(金)のようですが、一部の予備校内書店には今日から並んでるようです。やっぱり爆売れみたいですね。
Amazonでもすでに買えるようになっていました。
Amazonはまだ在庫ありでしたが、多分この週末には在庫切れになるのでは・・・
それくらい、受験生みんなが期待・注目している新刊だと思います。
直前期ですが、私はもちろん買います。
「基本憲法」か「憲法の流儀(基礎編)」はどちらかは必須の時代
私は本当に憲法の意味がさっぱりわからなくて、みんなはなんか予備校で教えられたことっぽい論証を書いてるけどそれを読んでもシケタイ読んでも意味がわからなくて、本当に一番困りました。
伊藤たける先生の「憲法の流儀(基礎編)」を受講して、やっと答案の書き方がイメージできるようになったんですよね。
この講座に出会えていなかったら、今でも私は
「表現の自由は自己実現、自己統治の価値がある重要な権利である。当該法令はその自由を強く制約している。したがって権利の性質・制約の程度にかんがみて、厳格な審査基準を適用すべきである。」
とかって書いていたと思います。
自分で書いていて全然意味はわかってないのですが、他になんて書いたらいいかわからないのでこう書いておくしかないんですよね。
みんなもこれに毛が生えたような感じだし、これでいいや逃げ切ろう守りの答案だみたいな感じでいました。
逆に言うと、司法試験受験を考えている方で、↑こんな感じで書いている方は、「基本憲法」か「憲法の流儀(基礎編)」の少なくともどちらかが効くと思います。今回ばかりは強くオススメしておきます。
世界が変わりますから。
もう流儀のおかげで、猿が人間の言葉をなんとなく理解できるようになり、やっと自分で人間の言葉を勉強できるようになったというくらい、たける先生は私を引き上げてくれました。
そして、基本憲法が発売されてしまった以上は、このレベルがスタンダードになってしまうのだろうか、と今から恐ろしいです。
これまでは流儀を知っているか、知っていたとしても講座を買って必死に身につけようとするか、というハードルがあったのですが・・・
書籍はやはり購入しやすく広まりやすいので、初期段階のハードルがかなり下がるでしょうね。
私はまだ手元に届いていないのですが、買って読んだらまた感想、あるいは勉強メモを書こうと思います。
Amazonの在庫があるうちにぜひ。
特に来年以降に受験予定の方。これは絶対買ったほうがいいです。すぐに憲法の必読書になると思います。ほんとに。(少なくとも立ち読みはしてみたほうがいいよ!)
すでに流儀の凄さをご存知の方からしたら、当たり前のこと言うな!って感じの投稿になってしまいましたが、
社会人受験生の方とかで情報が入りにくい受験生もいるかもしれないので、書いておきます。
【勉強計画の見直し】残り3ヶ月の勉強方針について
↓目次
今朝、受験指導をしている弁護士さん(以下「B氏」とします)と話す機会があり、
B「進捗どうですか?」
私「進捗ダメです。というかこの勉強方法でいいのか自信ないです」という相談をしました。
特に話を聞いてもらったのが、択一と論文の勉強配分を意識した勉強計画です。
※なお、私の勉強の進み具合は非常に遅い部類です。これから受験を考えている方がもし万が一ご覧になっている場合、「これは落ちるパターンだ」と思ってください。
受験1年前の年内には基礎知識をしっかり固めて、択一8割安定にした上で年明けからは択一は忘れない程度にやり、論文を中心に勉強するべきだったと思っています。
残り3ヶ月、勉強方針を見直す必要性
前提として、私は択一が苦手です。ほかの受験生よりも択一を回していない自覚があり、端的に積み重ねてきた量が少ないです。
現時点で8割安定!ということは絶対にないですし、7割くらいをウロウロしている状態です。民法は択一プロパーを詰めきれているとはいえません。
全科目6割だと足切りなので、危険だと言えます。
危険な自覚があるのになぜ択一に時間を割いていないのか、とB氏に聞かれ、
「論文は勉強をしないと、知らない論点が出たときに白紙答案になる恐怖が強いため」「論文がやばい!やらないと!」
という気持ちになってしまっているからだと気づきました。
要するに無計画なのです。不安に飛びついてしまっているのです。
現在は論文答練が始まったため、毎週1回は論文を会場で書く機会があります。
その時に何も書けなかったらやばい、という目先の気持ちから、とりあえず演習書を1周回さなければならない、ということにしている、というのが本音です。
私は勉強の計画を1ヶ月以上の単位でたてるのが苦手なんです。本当に。
「1週間先の分かりやすいイベント(例えば答練)までにこれ(例えば演習書1冊)を終わらせよう」という短期的で明確な計画を積み重ねていくのしかできないんですよね・・・
なので、今も目先の答練までにとりあえず問われていることに答えられるように、というざっくりとした目標を立て、そのための計画を進めるかたちになっています。
その結果、危険な択一については現実的な計画が全く立てられておらず、とりあえず100ずつ進めているが不安、という状況です。
ダメですね。
ダメ受験生だな、落ちるぞ、と言われるのではといったプライドは捨て、全てを晒して、B氏に助けを求めることにしました。
B氏とした、勉強方針の問題分析
- まず、択一について。
現在は択一は、肢別100肢は毎日やろうと決めて進めているものの、繰り返す仕組みができていないため、コツコツ進んでも「やりっぱなし」になりがちな問題があります。
7割前後をフラフラしている現状は危険。少なくとも取りやすい民法は8割安定を目指すべき。
3月までに必要十分な繰り返しを終える必要がある。
- 次に、論文について。
論文は、「小慣れていない」ためつっかえる、読みやすい文章を書く感覚がつかめていないという問題があります。答案構成中心にしているため、書く訓練自体が不足しているのが原因では。
- 択一と論文の勉強配分について。
特に民法に顕著ですが、択一によってつく基礎知識が論文に直結するという面があり、今は択一を回すことを優先して、基礎知識を体に叩き込むのが最終的に効率がいいのでは。
勉強方針の改善案
- 択一
とにかく今からでも遅くないから、肢別を「回す」ことを通じて基礎知識を身体に叩き込む方針にシフト。
択一を回すなかで理解不足なカテゴリーが把握できるので、その場合には基本書判例を復習する。それが論文の規範・理由づけの洗練にもつながる。
では「回す」仕組み作りについてですが(これが苦手)、肢別を1日何問やればいいのか、300?500?となっていると、B氏が計算して1日に落とし込んだ計画を考えてくださることになりました・・・本当にこういうの苦手なのでありがたいです。
(他人に勉強計画のアドバイスすることはできても、自分のことになるとなぜかできない)
→ということで、択一の具体的な計画については連絡待ち。
今日は試しに300肢をやってみます。
- 論文
問題の議論をしている感じだと、まだ基礎知識が荒いというのもあるが、それはみんな最後まで同じなのでコツコツやればよい。それ以外にもよしのの場合、論文を書く訓練自体で改善される部分がかなりあると思われる(B氏談)。
そのため、論文を書き切ること、読みやすく書く感覚を身につける対策をするべき。これは時間が必要なので早めにやろう。
→書く頻度を増やすことと、合格答案の「書き方」「流し方」をチェックしながら、書いた答案を読みやすく添削し、B氏に見てもらうのがよいのでは?
これもB氏の具体的な計画提案連絡待ち。
- 残っている疑問(相談中)
肢別を回すことと、論文を書く頻度を増やすことは同時にどうやっていくか?
具体的には、演習書を進める時間がなくならないか。演習書を回しておかないと、論文で何も書けない、途中答案にならないか不安。(←まだ言ってる)
→これも相談したところ、B氏がこれを加味した計画を提案してくれるとのことで、連絡待ち。
非常に勉強の進捗がやばいこと、無計画であること、目先の気持ちに乱されていることが露呈する投稿になってしまいました・・・
自分で無理のない計画を立てて、あとはその通りに淡々とできる人は本当にすごいと思います。
今日はB氏に相談に乗ってもらったため急遽午前中の予定が変更になりましたが、午後は昨日決めた予定を時間切れ(21時半)までこなします。
以上を踏まえた具体的な勉強計画が決まったらまたメモします。
とにかく速く何度も回す!ということで、今は「図解 超高速勉強法―「速さ」は「努力」にまさる!」という本を読んでいます。
私はついゆっくりじっくりコツコツ、と亀みたいになってしまうので、マイペースになりそうな時に何度もこの本に戻らないと・・・とすでに感じています(^^;;
2月15日(水)の勉強記録
- 7時半には自習室に来る
- 8時から憲法の答案を書く:2時間
- 昨日の復習:30分
- 択一民法(100肢):1.5時間
- 事例研究行政法(目標6問):6時間 △
- 18時から行政法の答案を書く:2時間 ×
- 22時までに自習室を出る
またしても終わらず。ちょっとダラダラしてしまったのと、睡眠不足で眠くて停滞していたのが原因だなと思います・・・
答案を書いたあとに賢者タイムがやってくるのなんとかしたいのですが、これも慣れですかね。
明日の予定と目標
連日予定がこなせていないので、明日は現実的な目標でいきます。
- まず、今日は23時半に消灯する
- 7時間寝る
- 7時までに起きる
- 8時までに自習室に来る
- 昨日の復習:30分
- 行政法の答案を書く:2時間
- 今日の択一(民法100肢):1.5時間
- 事例研究行政法2部を終わらせる
- 休憩に基礎演習民訴を読む
- 21時までに自習室を出る
合格者は択一毎日500肢やって、数日で1冊終わらせて同じ科目を繰り返していたと聞いて、択一の勉強の進め方を見直すべきか考え中です。
今日はとにかく睡眠不足でクソネミタイフーンだったので、早めに切り上げて早く寝ることに徹します。
【答練の反省】憲法①
忘れないうちに、終わった直後の反省点のみ書き出します。
- 答案構成は、目次と要件列挙だけにとどめて、拾う事実は問題文に線を引き、あとはどんどん書き出さないと時間が足りない
- 憲法は、原告の主張を厚く書きすぎて時間が足りなくなる傾向がある。→理由は簡潔に、拾う事実は「決める」こと
- 規範と理由をもっと簡潔に、あてはめに時間とスペースをさく意識
- 設問2の書き方を決める必要性。ざっくり分けると保護範囲、制約、審査基準、あてはめ(権利の性質〜制約〜審査基準までをセットで書いた方が書きやすい場合もある)に項目を分けて、それぞれについて「(1)被告は〜と反論する。」「(2)(私見)たしかに、〜であるが・・・」と書いていく流れが抜け漏れが少なそうではある。
一番の課題は
なんといっても、「文章にいちいち詰まる、流せない」ことです。
基礎的知識の浅さもあると思いますが、それは書き切った後に復習することで対応すればよいこと。そもそも書く力が鈍っているのを感じます。
本番の初見の問題では、意味がわからない問題が出るのが当たり前ですし、
とにかく書ききること、わからないことにこだわりすぎず、書けることを書いて「流す」訓練をしないと途中答案になりかねないので・・・
この「詰まってしまう」ことに対する不快感、恐怖感が大きいので、克服するためにまずは書く頻度を増やします。
腱鞘炎もちなので直前は手を休めたいし、今のうちにもっと書く訓練をしていかねば。
合格者答案を読みながら、表現や流し方を盗むのももっとやっていこうと思います。
2月14日(火)の勉強記録と明日の予定
- 8時までに自習室に来る
→自習室ではなくカフェで勉強したのですが、8時には勉強スタートできたので一応の水準ということにしました。
- 前日やったことの復習:30分
- 憲法の答案を書く:2時間 ×
- 刑法の答案を書く:2時間 ×
→またしても1問終わらず。22時になったので強制終了してブログを書いています。。
今日は勉強に思うように時間がとれず、答案を書く時間を犠牲にしてしまいました・・・
やっぱり答案は始業時間前までに、朝早起きして書き上げるようにしないと不確実になってしまいます。
答案は2時間かかりますから、8時前から書き始められるようにスケジュールを組まないとダメそうです。
とにかく2時間ほど生活リズムを早くずらしていく必要がありそう。
まずは早く寝ることですね・・・
夜は暗記や条文素読に1時間ほど時間をとれれば御の字だと思うことにします。
明日の予定と目標
- 7時半には自習室に来る
- 8時から憲法の答案を書く:2時間
- 昨日の復習:30分
- 択一民法(100肢):1.5時間
- 事例研究行政法(目標6問):6時間
- 18時から行政法の答案を書く:2時間
- 22時までに自習室を出る
やっと答案を書くときに便利なタイマーを見つけたのでメモ
自習室で答案を書くときに使っているタイマー。
時計とタイマー、ストップウォッチ機能がついており、切り替え可能です(画像はタイマー機能画面)。
答案を書くときはタイマー機能がやはり便利ですが、
- アラーム音が鳴ってしまうor全く鳴らないものが多い
- 時計型はかさばるので小さいポケットに入るサイズのものが欲しい
ということで探してやっと見つけたのが「バイブ機能」がついているこちらのタイマー。(左下のボタンで音あり/バイブが切り替わります)
しかも手のひらサイズより小さく、ポロシャツの胸ポケットにも余裕で入ります。
店舗ではバイブ機能つきのタイマーが見つからなくてAmazonで買ったのですが、
今はブルーが切れてるのかな?ブラックがあったので貼っておきます。
私が買ったものよりもデザインがお洒落になっている気がします笑
タニタ バイブレーションタイマー 24時間計 クイック ブラック TD-370N-BK
- 出版社/メーカー: タニタ(TANITA)
- 発売日: 2013/06/10
- メディア: ホーム&キッチン
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明日こそ答案を書くぞーー