【あと79日】3日前後で1科目を回すサイクル
とうとう80日を切りましたね。
そして、なんとなく久しぶりの記録になってしまいした。
2月にやってみて、よかったと思っている勉強について書きます。
↓目次
答練をペースメーカーにしながら、アウトプット中心に総ざらい→インプット復習→解き直し
私は辰巳のスタ論を受講しているのですが、各科目系統(民事系、とか)ごとに1クール3回ずつ初見の問題を解く機会があることになります。
基本的には1週間に1科目系統は答練があるペースで進みます。
勉強はやはり繰り返し・振り返りが重要で、やりっ放しを防いで、「やったことは必ず一つ一つ身につける」ために、勉強のサイクルを決めてやってみたら割と自分に合っていたので、3月もこのサイクルで進めていこうと思っています。
- 1科目3日前後で、アウトプット中心に全体を総ざらいする(目標としては、その週の答練に間に合わせるイメージ):演習書、趣旨規範本、まとめノート
- 1回目の答練を受けたら、論点だけでなく問題分析力・基礎知識の正確性・答案表現力・時間管理など総合的に振り返る。自己添削をした上で、合格者にも添削してもらう:ぶんせき本、合格答案
- 次の週は、アウトプット中心にした総ざらいで発見した穴を潰したり、答案で使いやすい表現で規範をまとめたり、インプット中心に復習しながら、知識を答案で使える形に修正していく:基本書、判例集、演習書、合格答案を使って、趣旨規範本やまとめノートを修正加筆
- その週の答練では、前回の答練の反省を活かした起案を心がける。振り返り等は同様に行う。
- ちなみに答練の問題は、添削と振り返りをした後に、もう一度解き直します。
- 1科目系統の答練が終了したら、1〜2日で基本書を通読する(これが定着度に大きく影響している気がする)
このやり方は、1科目を2週間で2回は回せることになるのがいいところです。1週間後に繰り返せば、前にやったことをまだ覚えているので、定着度がいいように感じます。
ただ、アウトプット中心に展開をしていくと、どうしてもつまみ食いになってしまうんですよね。1科目系統が終わった後に仕上げに基本書を通読するというのが結構効いている気がします。「つながる」感というか。
通読をすることで、点や線が立体的に組み立っていき、しかも抜け漏れを防いで記憶も助ける「フタ」をしてくれるような感じもあります。
3月、4月の段階でも同じ本を通読したら、また見えてくるものが違うのかもしれません。
択一はテーマを決めて苦手を中心にインプットで固めていく
基本的なサイクルとしては、以下のような感じで進めています。
- 毎日300肢ずつ解く
- 間違えた肢の解説のポイントにマーカーを引いていく
- 寝る前にその日やった肢の解説のマーカーだけバーッと見返す
- 翌日の朝、間違えた肢だけ解き直す
- その後にまた解説のマーカーを見返す
- 2回間違えた肢が多い分野は、集中対策項目として、別途基本書を読み返すなど対策をとる
間違う肢はだいたい分野が決まってくるので(執行猶予とか、収賄とか)、苦手な分野は基本書を読み直します。
この基本書の読み直しが必要な分野についてはメモをしておいて、1日1テーマずつ復習していっています。
例えば今は刑法をやっているのですが、昨日は「執行猶予」を、今日は「毀損」「収賄」「強盗・強姦と致死傷周り」を復習しました。
復習は基本刑法シリーズが優秀で、構成要件・保護法益を軸に各論点が整理されて非常に助かっています。
また夜型になってきつつあるので、6時起きのリズムに戻さないと・・・
今週は仕事面でも割とタイトなスケジュールになりつつあるので、気合入れて乗り切りたいと思います。
最後に:勉強法の参考にした本
ちなみに、「図解 超高速勉強法ー「速さ」は「努力」にまさる!」という本を参考にしたところ、上記の勉強サイクルに落ち着いてきました。
読むとまず「3回以上繰り返して8割をおさえる」意識に変われて、実際繰り返しをした時の定着度の違いを実感した結果、この高速勉強法スタイルが自分のものとして取り入れられるようになるイメージです。
社会人などで、「一度にまとまった勉強時間が取れない」方や「完璧主義で1つのことをじっくり理解しようとしすぎて勉強が進まない」方には一読をオススメしたいです。
【あと82日】演習書の進め方をちょっと変えてみる
2月24(金)の勉強記録
- 択一刑法300肢
- 基本刑法Ⅱ 強盗罪、偽造関係、放火
- 事例で考える会社法
- 刑訴百選
択一は刑法が今日で終わったので、明日からは民法に入ります。
1日300〜500ずつやれば数日で1冊回せますね。
翌日に間違えた肢を復習すると、定着度が本当に増すのでこのペースは保ちたいです。
ちなみに今は択一は、肢別と過去問をどっちもやってます。もう少ししたら過去問だけにする予定。
演習書の進め方を変えてみます
演習書のやり方ですが、これまでは答案構成のみしてどんどん回すようにしていたのですが、今回はやり方を少し変えてみています。
答案を書く練習と、時間とのバランスをとり、
答案構成をしたあとに1枚目だけ書いてみる
ようにしています。
論文を書くときに1枚目をすっと書けるかというのは結構大切で、採点する側も不良答案かは1枚目でだいたいわかる、という話も聞きます。
もちろん過去問や答練のやり直しはフル起案をしています。
このやり方は知り合いの合格者が実際にやっていた方法で、これを続けていたら、初見の問題でもとりあえず構成をしきって書き始められる自信がついた、と言っていました。
とりあえず事例で考える会社法はこの方法で進めてみます。
明日は土曜日なので少しゆるめにして、復習や合格者答案読み、自分の答案の見直しなど中心にする予定です。
ではでは、今週もお疲れ様でした(•̀ᴗ•́)و ̑̑
万年筆派のみなさん、「極黒」のインクはいいぞ
おすすめ万年筆インクの話。
私はハイパー腱鞘炎受験生なので万年筆(ちなみにセーラー派です)をずっと使っているのですが、最近インクカートリッジを変えたらすごく良かったのでメモ。
圧倒的黒さ!!!
見てくださいこのくっきり感。
はっきりと読みやすい字は大切ですしね。
(字は司法試験に鍛えられて汚いですがw)
中が混んでいる「憲」とかは、くしゃくしゃ〜って適当に書いちゃっても「憲」ぽく書けちゃうであろうこの黒さ、濃さ。よい。
1箱12本入りです。私はだいたい答案2通で1本使い切る感じ(実際は2通で8割無くなって、3通目の終盤で新しいカートリッジに変える必要があるイメージです)。
濃いけどインク詰まりしにくいし、乾きもいいのでこれはリピート確定ですね。
これの仲間で別の色の「青墨」も気になりました。ブルーブラック的な感じかな?
万年筆って奥が深いですよね。
今は答案を書きなぐっているような毎日で風情もへったくれもなくて残念なのですが。
極黒で明日も答案書きます\( 'ω')/
【あと83日】超直前期の択一について
改めてカウントダウンしてみると、あと数日で80日切ってしまうんですね・・・
いよいよ迫ってきました。
(※画像は今日のほぼ日ネコです。特に意味はないです。)
今日は超直前期の択一の勉強について考えていることをメモします。
私は択一が苦手なので勉強の進捗自体は遅いのですが、周りの合格者を観察した結果、超直前期の択一の勉強を、概ね以下のようなスタイルで進めていっています。
- ①肢別をぼちぼち卒業して、過去問を解き直すスタイルに移行
- ②条文、制度ごとの横断的な知識の確認をずんずん進める
- ③よく間違える肢を正解するまでひたすら解き直す
- ④判例六法を何度もなんども素読して、体に叩き込む
①肢別をぼちぼち卒業して、過去問を解き直すスタイルに移行
穴を見つけてあらかた潰す作業が済んだら、本番と同様に時間をはかって設問を解いていくようにする。
肢別はその肢の正誤を単体で判断するだけですが、本番では他の肢や選択肢との関連で答えを選び、マークするという作業が加わります。
この、選択肢から答えを選び、その選択肢をマークする、という作業過程でもミスが生じる可能性は十分ありえるため、頭と体を慣れさせるために過去問を時間内に解く訓練は有用だと思っています。
時間内に問題を解く中で、自分の中で解く→マークするまでのリズムができてくるので、そのリズムも磨いていくイメージで次々過去問を回していこうと思います。
②条文、制度ごとの横断的な知識の確認をずんずん進める
例えば、
というように、各制度に散らばっている条文を、特定の切り口で横断的にチェックしていく作業も効果的だなと実感します。
この確認作業の過程で、なぜ善管注意義務が課されるのか、と制度を比較検討しながら考えることで定着度が倍増する気がします。
穴も見つかりますし、知識に一本筋が通って骨太になるので、これも繰り返し行っていきます。
③よく間違える肢を正解するまでひたすら解き直す
肢別も過去問も、必ずなぜか何度やっても間違える肢というものが出てくるので、なぜ間違えてしまうのかを考えて解き直すことを繰り返していきます。
何度も同じ間違い方をしている場合には、もうその思考過程で脳に回路ができてしまっていると思うので、断ち切って正しくつなげるために、紙に正しい思考回路を書き出したり、人に話したりして修正します。
これは司法試験の択一が始まる直前まで繰り返す予定。
④判例六法を何度もなんども素読して、体に叩き込む
条文で瞬殺できる問題をきちんと瞬殺していくことは本当に重要です。
これは論文にも通じる部分があり、本番はとにかく時間がないので、頻出条文については六法を引かなくてもとりあえず番号と問題になる文言をパッと書けるようにし、六法はチラ見で確認程度にとどめるのがベストです。
一番記憶が定着しやすいと言われている夜寝る前に判例六法を繰り返し読み、目と頭と体に染み込ませていきます。
択一の科目にはないですが、会社法と刑訴は条文が多かったりわかりにくいので、試験用六法を普段から使い、条文の位置を体に慣らしておくことが超重要になってくると思います。
択一は、肢別本と択一六法派です。過去問は印刷して解いてます。
民法の択一六法はよくまとまっていて秀逸ですよね。
2017年版 司法試験&予備試験 完全整理択一六法 民法 (司法試験&予備試験対策シリーズ)
- 作者: 東京リーガルマインド LEC総合研究所司法試験部
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ちなみに肢別は、少し前まで毎日300〜500肢解いてました。
条文を固めることと横断的な知識の確認で、まだ各科目5点以上ずつ伸びるのではないかというくらい、やっぱり基本が全てなので、最後まで気を抜かずに繰り返します。
関係ないのですが、はてなブログって継続のための仕掛けがしっかりしてますよね。
PV数が特定の数を超えたら教えてくれたり、継続しているとメダルをくれたり。こういうちょっとしたルンルンが人を動かすんだなーと身をもって実感しました。笑
「どこで勝負するか」の意識
しばらく淡々とした勉強記録メインで書いてきましたが、勉強していて考えたことなどもメモしていきたいと思います。
答練を受けて、自分の甘いところが次々と見えてきました。
今日はその中でも、戦略的な部分についての反省メモです。
今更感満載なのですが、一言でいうと、
もっと配点を意識しないと書き負けてしまうな、
というのを強く感じています。
大きな課題ですね。
解説を聞いたり、参考答案を読んだりして1番の課題だなと思っているのが、答案の「のっぺり感」です。
例えば憲法で処分の違憲性が問われていて、あてはめ重視で書くべきところを、私は全体的にそれなりに書いてしまうため、相対的に規範部分が冗長に、あてはめが薄くなるといったことです。
なぜこうなるのかというと、明らかにこれまで
「何にどのくらい配点されているか」
を意識してこなすぎたことに原因があると思われます。
予備校の答練も受け始めて間もないため、そもそも採点表というものも初めて見ました。
(↑1人で勉強していて、予備校にも最近まで行っていなかったことのデメリットです完全に。)
私が添削をお願いしている方々は、どちらかというと「きちんと理解しているか」を重視したアドバイスをしてくださる方が多いためか、
あまりこういった戦略的?な点を改めて振り返ることがないまま勉強していました。
試験なんだから配点気にするのは当然なのですが、なぜか意識がそこまで向いていませんでした……
問題を解くときには、答案構成の段階で、
「この問題では、どこで勝負すべきか?」
という配分を決めておかなければダメですね。(超当たり前。)
答練を受けたら、
自分で採点表を用いて採点をして、
解説を聞いて、
参考答案を解説コメントと一緒に読んで、参考答案にコメントを書き込んで、
解説をもとに、自分の答案を自己添削して、
B氏にもコメントをもらって、
また同じ問題を解き直す
というフローでやっているのですが、
- はじめの自己採点をする作業
- 参考答案を一緒に読んで、コメントを書き込む作業
この2つがものすごく勉強になって驚いています。
配点のイメージを作り、点が振られるためにはどう書けばいいか(読みやすさ、伝わりやすさなども含めて)を具体的に体験するまたとない機会だからです。
もっともっと早く、このフローを繰り返しながら論文を書きまくっておきたかった、、
嘆いても時間は戻らないので、演習書や過去問を解くときにも必ず採点表をイメージしながら書いていくことにします。
やはり出題趣旨と採点実感がある、過去問ですね。
なぜこれまでもっとその点に意識を向けてこなかったのか、本当に後悔ばかりですが、本番までに気づけてよかったと思うことにしましょう(›´ω`‹)
この意識で答案がどう変わるか。また振り返り記事を書こうと思います。
そういえば基本憲法をゲットしました!
意外と薄くてびっくりしました。
近々通読する時間をとって、また感想を書きたいと思います。
追記:最近はほぼ日手帳に猫のイラストを描くのが息抜きになっています(ฅ`ω´ฅ)笑