【答練の反省】行政法①
直後の感想を思いつくままにメモしておきます。
- 前回の憲法と同様に、書きながら「詰まる」ことが多く、書く訓練の必要性を実感。
- 特にあてはめだが、「①〜〜は、「②ーーーといえるから」・・・の要件にあてはまる」という流れの中の、②でしっかり評価を加えることにもっと注力する。①は事実や法令の抜き出しで、行政法ではこれが意外と面倒だったりする。採点者がどの事実・法令か特定できれば十分なので、いい感じに簡略化して文字数を減らし、事実の評価に時間とスペースを割けるようにする。
- 今書いていることはどれだけ点につながるか、どれだけ時間をかけるべきか(厚く書くべきか)、常に全体とのバランスを考え続ける。(試験は点取りゲームである)
- 各項目ごとに「どのくらい書くか」のおおよその配分を、答案構成段階で見極める必要がある→答案構成用紙に、割合をメモした上で、全体のバランスと時間配分を常に考えながら、流すところは流すことを意識する。
- 行政法は問題文・誘導文、法令と読む量が多めだが、それぞれでここまで分析するというのを決めてどんどん読み進めていった方が良さそう。今は問題文をじっくり読み進めすぎているかもしれない。
- 誘導文をそのまま答案構成に使う方法を定着させたい。
自分の2時間の筆力を軸にして答案を書く
昨日B氏(指導をお願いしている弁護士さん)にアドバイスを受けた中で面白いなと思ったのが、
「書きすぎるパターンと、書けなすぎるパターンを両方体験してみる」
ことで、バランスが取れた状態をイメージできるかもしれないよ、というもの。
司法試験の論文は1科目2時間で答案用紙8枚以内というのがルールですが、
例えば「3時間で書いてみたあとに、1時間半で同じ問題を書いてみる」ということです。
論文は筆力の個人差があるため、自分自身が2時間以内で書ききれる完成形のイメージを持っておくと、できる範囲内で問題を処理する方針を立てやすくなるのでは、とのこと。
これまで私は答案を書くとき、自分が2時間で処理できる基準と相談しながら、書くべきところを書いて点につなげ、曖昧なところはうまく流して「処理する」という感覚ではありませんでした。
「2時間で、この問題に対して、(自分がわかる範囲で)限りなく正しい答案を作成するぞ!」
という、全力完成答案を頑張って書く感じでいたため、問題になる点を上から順番に「詳述」しようとしていた気がします。
・・・文字にしてみると、本当に全然司法試験というものをわかっていない姿勢がうかがえて、自分でげんなりしています(›´ω`‹ )
正直、全てをしっかり論述しきることは不可能ですし、さらに自分の筆力を理解しないままでは戦略は立てられません。
「流す」決断は勇気がいりますが、それを適切にしていくためにも、この考え方は参考になるかもしれないと思いました。(特に筆力が低く、完璧主義傾向のある私の場合は・・・)
うまい理由づけ、説得的な事実の評価の表現、「確かに〜である。しかし、〜」といった大まかな論文表現の型などは、合格者答案を参考にしながらストック(真似したりアレンジしたり)していこうと思います。